2012-01-01から1年間の記事一覧

雇用なき(賃上げなき)景気拡大でも、景気が回復しないよりマシと思って諦めるしかないのか

今度の総選挙の結果を以って、民主党のデマンド型政策は効果がないと断罪され、再びサプライサイドの景気刺激策に軍配が上がるであろう。 実際にはサプライサイドのトリクルダウン理論など誰も信用していない。いざなき超え景気で、雇用も賃金も増えなかった…

「中道」は左右とは別の一つの極である。

Facebookで民主党の仙谷副代表と自民党の安倍総裁が公開討論をやるらしい。今まであまり取り上げられたことがないテーマだし、私もウヨサヨ論ばかりやっていて、あまり中道とは何か真剣に考えたこともないので、少し考えてみたい。 私は中道はどっちちかずの…

民主党は国民との約束を守らなかったが、自民党は国民との約束を守れるのか?

民主党はなぜマニフェストの多くを実現できずに反故にしたのか? 民主党がマニフェストの多くを実現できずに反故にしたのは以下の理由が考えられる。 1.甘い見通しのまま、できる可能性が低い約束をしてした。 2.党内に公約に納得していない議員がいて、後か…

次の安倍政権は支持者と取り巻きの議員に苦しめられるリスクが高い

もはや時期総理が確実になった自民党の安倍総裁。民主党が解散の時期を遅らせ、参院選とのインターバルが短くなれば、政権奪還後に失政のリスクも少なくなるので、衆議院選挙勝利の勢いそのままに参院選も勝利し、ねじれ解消も確実と言える。 野党も、安倍氏…

ブロガーと民主党政権〜政権交代以降ブログを書く気がしなくなった理由〜

第3次野田内閣が発足したが、まったく関心が沸かない。それより、そろそろ民主党政権が終わりなので、しがない1ブロガーとして民主党政権時代を振り返ってみたい。 正直私は政権交代後、ブログの更新頻度が低下した。正直言って民主党政権は面白みがなく、何…

[Opinion]安倍総理誕生で脱原発運動はどうなる? 維新の会、民主党は?

脱原発派受難の始まり 世論調査では多数派と言われている脱原発派だが、これからは受難の始まりだろう。今後、安倍総理のいる総理官邸で野田総理と同じようなデモができるであろうか?ある意味官邸前デモは積極的な支持者がいない野田政権だからできたという…

自衛隊の仕事を増やそうとする人たち

穏健な保守派が、自衛隊の活用に熱心にように見受けられる。しかし真保守派の間では、むしろ自衛隊の本来任務は国防であるという認識が強い。その点では、自衛隊は戦争をする組織だと主張する左派の認識に近い。 当の自衛隊はどうかと言うと、基本的には自分…

いじめの類型〜子どもの世界のルール〜

どういう子がいじめのターゲットにされてしまうのか。 いろいろ報道を見ていると、いじめられっ子にはまったく無憑ないじめられっ子と、何らかきっかけがあっていじめられているケースに分かれているようだ。最近横浜市で自閉症の子がいじめに遭い転校したケ…

なぜ、財務省やその取り巻き連中は民主党に消費税増税をやらせたのか?

なぜ、財務省やその取り巻き連中は消費税増税を待てないのか? なぜ、財務省やその取り巻き連中は、本来消費税を増税しないと言った民主党政権に消費税増税をやらせたのか。シナリオとしては、民主党が増税しないことに固執し、それを批判して増税を訴える自…

国民の8割が支持する「脱原発」の脆弱性

このまま原発を再稼動させなければ、日本は最速で脱原発が実現したはず 日本ではよくドイツの脱原発への決断が賞賛されるが、ドイツでさえ2020年までに段階的に原子力発電所を廃止し、脱原発を実現するスケジュールだ。 もし日本が、現在運転を停止している…

リベラル派は何でそんなに高みの見物で居られるのだろうか

次の選挙では、民主党が大敗するのは確実で、自民党と維新が保守色を鮮明にして票の奪い合いを行う。何れの政党が勝っても、恐らく戦後政治史上もっとも保守的な政治体制ができるのは確実である。 もちろん脱原発も進まず、消費税も増税され、TPPも推進され…

市民派は、最初から反対意見を表明する人より、同じ意見を貫けなかった人を激しく攻撃する。

大阪市の橋下市長。まあ橋下市長が原発再稼動反対を貫かなかったのはなんとなく予想通りという感じだが、脱原発派が、最初から再稼動させようとしていた勢力以上に橋下市長を叩いている現状はいささか違和感を覚える。まるで最初から原発再稼動反対を言わな…

政治家志望者は保守ばかり。日本のリベラル派に春は来ない。

野田政権が非常に自民党的だという話をよく聞くが、私もその通りだと思う。民主党内では、鳩山元総理のように自民党を離党した経験のある政治家より、自民党議員を経験していない議員の方が自民党的なことが多い。自民党を離党した政治家は、自民党に違和感…

多数決至上主義〜なぜ少数派への妥協が嫌悪されるようになったのか〜

民主主義とは、多数決を原則としながら、少数意見にも最大限配慮するものと、我々は中学校の公民の教科書で習ったはずだ。 ところが、昨今の政治はその通りにはなっていない。最近の政治は明らかに少数意見への配慮をネガティブなものと捉え、多数決のみを是…

批判に大忙しの左派ブロガー

赤旗はたまにいいことを書くので必ずチェックをしているが、最近は民主党政権批判、自民党批判に橋下批判ととにかく忙しそうだ。かつては主に政府自民党だけを批判すればよかったのであるから、本当にご苦労様である。批判するための労力が分散されて、大事…

相次ぐ公共事業凍結解除と朝日新聞の批判

朝日新聞は、整備新幹線へのGoサインに続き、高速道路の4車線化へのGoサインへ、おかんむりだ。どうも「コンクリートから人へ」という理念を貫徹して欲しいらしい。 同時に、消費税増税のためには、政府は徹底的な歳出削減をしているとアピールする必要…

マスメディア:財務省マンセーの上部構造と政局大好きの下部構造

昨今、新聞の社説を読んでも似たり寄ったり。かつてのような御用新聞、反権力の新聞というような色分けは、民主党政権下では益々色あせてきた。 今日的には、マスメディア各社の中に、上部構造、下部構造が存在し、それぞれ別の動きをしていると見た方がいい…