北海道1区 杉村議員“落選” 長谷川氏の擁立推薦へ…自民党

  • 杉村議員“落選” 長谷川氏の擁立推薦へ…自民道連 12/26読売

 まあ妥当な結論であろう。長谷川岳候補は馴染みがない人も多いであろうが、北海道では超有名人である。ただ最近はYOSAKOIソーラン祭りの資金の問題等でネガティブに解される部分も多く、この候補がベストだったとは思えない。
 そもそも北海道1区は小選挙区制度発足来、民主党横路孝弘氏が連勝し、自民党は比例復活すら為しえていない。私も北海道1区の討論会に行ったことがあるが、自民党には「この選挙区は捨て選挙区だ」という諦め意識すら感じた。
 私もなぜ横路氏がこんなに強いのか東京に居た自分は理解できなかったが、札幌居住時に理解することができた。地場企業経営者など、保守地盤に相当食い込んでいるのである。東京ですら中小企業経営者や自営業者は自民党支持が多いが、札幌では自民党支持の経営者と民主党支持の経営者が伯仲しているのである。
 横路道政時代からの地元経済界に加え、北海道4区選出の保守系三井辨雄議員が強い青年会議所関係と票のバータを行っており支持層を拡げている。地元経済界としても、自民党候補が比例復活すらしないのであるから、ある程度横路議員とのパイプを作っておこうという話になる。
 ここで自民党議席を得ようとなると、無党派層を相当取り込まないと不可能であるが、北海道1区でもっと自民党候補の得票が多かった郵政選挙の時でされ惜敗率89.2%であった。勝つのは相当高いハードルで、長谷川岳が勝てる候補かとなると、これも首を捻るとことだ。