坂本哲志擁護 派遣村バッシングの不毛

 坂本哲志政務官を支持する声がネット世論で彷彿してますね。
 まあ、ホンネをズバズバ言う政治家に共感が集まる。マスコミ報道に反発する。まあネット世論のいつものパターンが始まりました。
 ただ支持する意見を見るとかなり不毛なことを言ってます。

  • 「本当に働こうとしている人が集まっているか疑問」という意見への共感。

 はっきり言って、働く意欲がない人もいくらか混入しているでしょう。そのことの何が問題なのでしょう?ボランティアの人に、集まった人の労働意欲を調査しろと言いたいのでしょうか?そんな調査するのは果てしなく無駄な作業です。
 社会福祉というのは、必ずそれに甘えたり、悪用する人が出てくるのは宿命です。ただそれと社会福祉不用論は別ものです。本当に必要な人をもっとも効率的に救済することがベターであり、わずかに必要でない人が混じっても、それを排除するために必要なコストがそれを下回るのであれば、感情的に納得がいかなくても割り切るべきです。
 わずかな悪用を許したくない感情は、今まで新自由主義者などの社会福祉削減論者にさんざん利用されて、一部の生活保護不正受給の話が喧伝され、行政による水際作戦を支持する世論が醸成されてきたのです。それによって本当に必要な人への生活保護まで打ち切られた訳です。
 そもそも派遣村は行政が場所を提供はするものの、税金を投入している話ではありません。カンパしたい人がすればいいだけの話。神経質な人は「一部に労働意欲のない人が1%で混じっていれば、私はカンパしません」と言えばそれで済む話ではないですか?

風来坊の口上

そこに集まっている人たちの中には、「本当に真面目に働こうとはしない人」もいるに違いない。にもかかわらず、坂本氏が発言を撤回したのは残念である。


筋ジストロフィーという障害とともに病院生活を送る菅原淳央の日々。

こう思ってる人はたくさんいるでしょうね。俺もそうだし。
それにしても政治家は大変ですよね。例え正しいことを言っていたとしても、世間がそう思わなければ失言だと叩かれるんですから。

こう思っている人は確かにたくさんいると思います。ただ賛同者の多さとそれが正論か否かは別問題です。



浮雲亭とんぼの昭和ノスタルジー館 本当の人助けとは? 坂本発言を非難する偽善者どもに告ぐ!

「やる気があるのに切られた。仕事が貰えるなら直ぐにでも働きたい」 という前向きな皆さんばかりが集まっているのなら、もうすぐ事態は収束に向かうはずだ。ハローワークの臨時窓口には、寮付きの求人情報(約3000人分)が紹介されているのだから。

失業問題のほとんどは人材のミスマッチに起因します。失業者に見合った求人があってもマッチングができなくて失業問題が解決できないというのは欧州各国が既に惨々経験したことで、それを解決するのが政治の仕事です。失業者と同じ数の求人がありますという話はナンセンス。

☆ちょっと右寄り猫派の日記☆

仕事切られた>貯金も何もなく即住むところがないから何とかしてくれ、ではあまりに甘えすぎでしょう。個々にはそりゃいろいろ事情もあるかもしれませんが。それと、この方あまり好きではないのですが、みのもんたが珍しくこんなこと言ってます。⇒「派遣村」は過保護では? みのもんたが大疑問

あいかわらずの自己責任論ですね。でもこのボランティア団体はそんなに甘やかし団体ではないと思いますよ。家がないと仕事に就けない。敷礼が払えないので家に住めない。ではスタートの家の世話をするので、仕事を見つけて頑張って下さいというのが趣旨みたいですよ。
半永久的に衣食住の世話を続ける訳ではない、よく調べもせずに負のレッテル貼りすぎです。

新装!ryokingのWNTDT

もし、国が派遣労働者に対して何らかの措置を取るならば、それは愚かな話。考えない人を簡単に救済すると、付け上がります。
職に対する認識の甘さが招いた、いわば起こるべくして起こった問題、それが「派遣切り」だと思います。

 この人は他人に厳しい自分を演じて自己陶酔しているのでしょうか?
 一方で国や企業に対しては甘々な態度を取ることに何の意味があるのでしょう?ところで、世界のどこに失業問題を放置する国があるのでしょうか?

坂本政務官学生運動の時の手法と似ている」という発言に対しても、60年代、70年代から一貫して保守の立場であった熟年や、なんとなくプロ市民的なのが嫌いという右傾化した若者の心を捉えたみたいですね。
確かに「反貧困ネット」や「もやい」はサヨクかも知れませんが、ただそれは裏を返せば右派の怠慢だと思います。戦後右派は体制迎合、経営側と懇ろになり、労働側を敵視してきました。共産主義の呪縛から放たれてもいまだに右派の体質が変わらない。別に貧困問題はサヨクの専売特許ではなく、ウヨクが反貧困運動をしたっていいはず。
環境問題だってそう。右派は公害問題で企業擁護側に回り、環境保護運動を敵視してきた。本来は日本の伝統を守ることと日本の美しい自然を守ることは地続きであるはずなのに、彼らは怠慢でそれを放棄してきたのです。それで環境問題がサヨクの専売特許になってしまった。
右派は特定アジアを敵視することで、貧困層の若者の鬱憤晴らしの場を提供はしてくれますが、具体的な貧困問題の解決は何もしてくれません。貧困層の若者がそんな右派に見切りをつけて、具体的な支援をしてくれるサヨクにすがるのは致し方ないでしょう。雨宮処凛が右翼に見切りをつけたのも結局そういう理由でしょう。
世の中に「プロ市民的」なものが嫌いな人はけっこう多いみたいですが、そういう人は困ったときも市民ボランティアの力を借りずに、自己責任で生き抜く覚悟があるのでしょうか?

銀河英雄伝説 香川平定 921

派遣被害者偽装だろ。プロ市民が炊き出ししてコントロール下においていただろ。


本当はどういう集まりなのでしょうね、派遣村

実際のところの「派遣村」の実態というのは、 市民運動のパフォーマンスの側面が強くて、 私たちが意図的に「見せられている」、 社会の断層の一面を強調したものにしか過ぎないと思いますから。


アニ妻ぶろぐ。

ボランティアはボランティアでも、  9条布教極左団体がらみの半プロ市民がほとんどなんじゃないのっ!?w


Wind Rose〜風配図〜

ボランティアで参加している学生達の純粋な助けたいという気持ちを政治的な運動に利用する一部の運動家の動きが気に触るところだ。


Macと愛猫

人道的なのもいいけどな、飯と寝床の引き換えに変な政治思想を植え付けられるんだろ。広告みたいなもんかね。

資本主義ですから、広報活動を兼ねた支援もありでしょう。別に右翼団体が「竹島を守れ」ってプラカードを持って元派遣社員の支援をやってもいいのに、彼らがやらないだけでしょう。困っている人間にとっては支援してもらえるなら誰でもいいのです。