自衛隊の仕事を増やそうとする人たち

 穏健な保守派が、自衛隊の活用に熱心にように見受けられる。しかし真保守派の間では、むしろ自衛隊の本来任務は国防であるという認識が強い。その点では、自衛隊は戦争をする組織だと主張する左派の認識に近い。
 当の自衛隊はどうかと言うと、基本的には自分たちは国防が任務との意識が強く、災害派遣での自衛隊の活躍を多くの場で称賛されることでさえ、複雑な心境である。あくまでも国防において評価されたいのだ。
穏健な保守派が自衛隊の仕事を増やそうと提案してくるのは、はっきり言って迷惑だろう。

 ちなみに自衛隊の仕事を増やしたがる政治家や有識者が後を絶たないのはなぜか?彼らもよかれと思って自衛隊の魅せ場を増やそうと考え、防衛予算を確保するためのネタを考えているつもりなのだろう。