アメリカ軍の人質虐待事件

アメリカ軍の人質虐待事件がマスコミを賑わしているが、元々米国の雑誌「ニューヨーカー」のスクープが発端。「ニューヨーカー」は米国の左翼系雑誌で、ベトナム戦争の時も米国兵の残虐行為をスクープし、米国民の厭戦気分を喚起し、ベトナム戦争終結への世論を導火したことで知られる。
・米国内でも残虐行為への非難は相次いでいるものの、好戦的な世論は相変わらずなようで、米国兵が何人死んでも一向に厭戦気分が高まらないのは、9.11ショックがいっこうに癒えていない現実か?
・自国の恥を曝け出している米国であるが、軍部への非難は高まっているものの、次々と虐待写真をスクープするマスコミを批判する声はあまり高まっていない。9.11直後より少し米国民の国民感情も平静を取り戻してきた証拠か?まあ、元来米国はマスコミュニケーションが成熟していて、真実は真実として受け入れる土壌は健在なのだろう。