外交のゲーム化

 この数日、日中問題に関するブログを色々読みましたが、特にヘタレ保守と言われる方々に外交をゲーム化して捉える傾向があることが解りました。これは中国にも言えることで、反日デモの参加者の多くが学生であったことからも伺えます。
 ゲームというのは一方が勝ち一方が負けるもので、まあ戦争もその一つですが、現在有効な外交なのはビジネスなのです。ビジネスというものは2者がお互いの利益になる方法をお互いに考えることです。
 まあ社会に出ればわかることですが、ビジネスというのは一方が利するだけのものは長続きしませんし、一時的に得したようなことが長期的に利益になるとは限りません。長く信頼関係を築くことが最も重要なのです。
 まあ就学レベルの人達は基本的にはゲームの世界に生きていて、この感覚がわからないのでしょう。その辺が単純に政府の外交に対し「強硬」「妥協を許さない」と言った単純な意見に繋がるのでしょう。
 ちなみに自民党副幹事長の安倍晋三氏にもゲーム的な思考が見られますね。有権者向けのリップサービスであればいいのですが、本気だったら少し心配です。とりあえずまだ将来の首相候補には違いないですからね。