混浴露天風呂の旅

kechack2005-10-10

 北海道は今が紅葉の季節。久しぶりにトレッキングにでも行こうかと空沼岳行きを考えていたのだが、朝からあいにくの雨。今日はドライブでニセコ方面に行くことに変更。
 3連休の最終日なのに下り方面が渋滞。定山渓まで1時間もかっかってしまったが、なんとか午後1時頃ニセコ町内に入る。今日の第1目的は湯元温泉にあるチセハウス。ここは泥湯で有名な温泉で、いつか行こうと思っていたところだ。
 着いてみてあったのは営業しているかわからないようなボロ小屋で、不安がよぎる。連休中なのに人影がない。入口に「御用の方は押してください」という呼び鈴があったので、押すとお婆さんが一人出てきたので、500円を払って中に入る。中は電気が消えて薄暗く、浴場もお世辞にもきれいとは言えないが、脱衣所には既に3人の先客がいる形跡があった。温泉マニアの間ではそこそこ有名な温泉なので、連休とあらば訪れる人はそこそこいるはずである。先に内湯に入った。内湯は白濁しているものの泥気はなく、普通の温泉という感じ。次に泥湯で有名な露天風呂に移動したが、驚くことに露天風呂は混浴であった。先客はカップル1組と男女混合グループで賑わっていた。お湯が泥で茶色いこともあって、皆恥らうことなく入っている。ガイドブックには泥が底に堆積していて田んぼに入っているようだと書いてあったが、清掃をしているのだろうか、泥の堆積は1cm程しかなく、底に薄く溜まっている程度だった。このお湯がなかなかいい、現在7時間以上経過しているが、まだ体がポカポカしている。体の血行もよくなった感じで、肩首の張りが引いた。温泉の掲示板には、この温泉を汚いと酷評する書き込みが散見されるが、この温泉はそういう温泉だと割り切って入らなければならない。
 この温泉は、この近くにある大湯沼という源泉を直接引いているらしいので、その沼に行ってみる。沼は先ほどの露天風呂と同じような色をしていて、岸にはやはり泥が堆積していた。源泉の方の温度はかなり高く、流れ出している川でも体感で50℃ぐらいはある。
 帰りは五色温泉で紅葉を眺めて国道5号線経由で帰る。