札幌岳&観楓会

 今週末は空沼岳に行こうと思っていたのだが、今日は定山渓で観楓会があるので、アクセスを考えて札幌岳に行くことに。
 家を10時過ぎに出たものの、国道230号線はまたしても大渋滞。簾舞〜小金湯間は八剣山トンネル経由で巻いたものの、定山渓の温泉街の先、豊平峡方面が大渋滞。結局、冷水登山口の駐車場に着いたのは正午少し過ぎであった。これはかなりやばい時間で、相当急ぎ足で上らなければ日没になってしまう。
 駐車場から暫くは冷水川に沿った比較的整備されたゆるやなか登り坂で気持ちいい。ちょうど朝から登り始めたハイカーの下山ラッシュに当るようで、頻繁に下山客に出会わせる。途中でまるでカウベルのような賑やかな熊除け鈴の音が聞こえてきたと思ったら、某トラックディーラーの総務部長さんと開発事業部次長さんとバッタリ遭遇。
 1時40分頃冷水山荘に到着。今月までは週末は管理人が常駐しており、入口に休憩100円と書いてあったので立ち寄る。中は薪の臭いの染込んだいい感じの山小屋で、他にも下山途中の家族連れが休んでいた。管理人のおじさんにインスタントコーヒーを振舞ってもらい一服。
 冷水山荘から冷水川を離れ、きつい坂を一気に上って頂上に至る尾根道に出る。ところがこの尾根道が昨日の雨で水路化しており、ぐちゃぐちゃだ。これで予想外に時間を食ってしまい、頂上には3時少し前に到着。今日は生憎曇り空であったが、頂上からは札幌市南区の石山あたりの風景が展望できた。
 時間もないので休むまもなく下山。先程の冷水山荘は既に管理人さんも下山済みで玄関が施錠されていた。林道を越えてから薄くなり始め、台風ヶ原と呼ばれている辺りまで下りた頃にはもう完全に日没となり、山道に落ちた黄色い落ち葉に反射する光を目印になんとか進み、5時10分に駐車場到着。
 困ったことに冷水駐車場から車を走らせてまもなく大渋滞。辺りは真っ暗なのに、紅葉狩り帰りの観光客の車が数珠繋ぎとなっている。観楓会の会場である鹿の湯までわずか5㎞を1時間20分もかかってしまった。