ニセコ・洞爺方面へ

 今日は沢柳氏とニセコ・洞爺方面に向かうことにしていたが、中山峠は降雪のため、まだ夏タイヤのマイカーでは通れない。仕方なく国道5号線経由でニセコに向かうことにした。
①札幌から銀山へ

  • 札幌エクセルホテル東急発 9:05 銀山駅着10:40

 国道5号線とフルーツラインを蘭島まで昨日通ったコースを辿り、然別で国道5号線に合流し、大江で道道1022号線を赤井川方面に分岐し、銀山へ向かった。目的地は銀山駅なのであるが、銀山の集落から2kmも登らなければならない。坂を上り詰めたところに駅はあったが、列車は行ったばかりのようで、ひっそりとしていた。ここから沢柳氏に運転を代わる。
②銀山から小沢

  • 銀山駅発10:45 小沢駅着11:20

 銀山駅から来た道より西側にある少し荒れた舗装道路を下り道道に戻る。大江の分岐路の少し手前の細道をショートカットし国道5号線に戻る。ここから稲穂峠を越えて小沢に向かうが、標高の低い峠なので降雪もなく、難なくクリアし、20分以上かかって小沢に着いた。ここはJRに沿った道がないため大回りしなければならない。
 小沢駅はむかしは岩内線の分岐駅で昭和63年までは立派な駅舎が建っていて駅員も60名在籍していたらしいが、今は玩具のような簡素な駅舎が建つのみの無人駅である。11:36発の小樽行きを見送り、駅前の末次商会に「トンネル餅」を買いに行くが、人気ない店の中にトンネル餅がポツンと二つだけ置いてあった。沢柳氏と私で1つづつ買ったが、これで売り切れなのであろうか?

←小沢駅の跨線橋

③小沢から倶知安

  • 小沢駅発11:40 六郷着11:55 六郷発12:00 倶知安駅着 12:10

 倶知安駅に行く前に、廃止になった胆振線の六郷駅跡地に寄る。ここだけ線路とホームがそのまま残されており、旧型客車が置かれている。胆振線に廃止前に乗ったことがあるという沢柳氏の話によると、胆振線は廃止前は気動車化されており、客車は走っていなかったとのこと。倶知安では12:46発のニセコライナーが発車を待っていたが、沢柳氏もキハ150は見飽きたようで、駅舎だけ撮影して帰る。

←六郷駅跡地にある鉄道記念公園

倶知安からニセコ

 ニセコ駅の駅舎にある「ヌプリ」でカレーを食べる。ニセコ駅は10:36から13:35まで全く列車が来ないのだが、この店には車で客が集まってくるようで賑わっている。委託の切符売場の人と売店のおばさんはかなり暇そうだ。
ニセコから昭和新山

 二セコから真狩村経由で喜茂別へ向かう。ネタで細川たかし銅像を見るがほどなく退散。喜茂別胆振線の遺稿を探すが、全くと言っていいほど消えている。集落の最西端にある新興住宅地が位置的には駅の跡であろう。
 国道276号線に入り大滝村方面に向かう。胆振線は国道の双葉ルートでなく御園ルートを通っていたため、鈴川で道道695号線に入った。すると御園の集落の手前にバスの折返所があり、倶知安行きのバスが発車を待っていた。バスはまもなく客のいないまま発車。周囲を見回しても民家は数件しかなく、このような集落に駅があったことが不思議である。既にバスも維持できないような水準と思われる。
 清原で国道に再合流し広島峠に向かう。ここも夏タイヤで通るのが不安であったが、少し路肩に雪がある程度で難なく通行できた。新大滝駅跡地を少し見た後壮瞥を右折し洞爺湖畔を通り昭和新山へ向かった。
 あたりはだいぶ薄暗くなってきたが無理矢理観光を続行。ロープウェイは16:30が最終なのであわただしく有珠山に登る。

昭和新山から新千歳空港