朝まで生テレビ−ポスト新自由主義

 結局朝6時まで観てしまう。
番組通しての感想は、パネリストのほとんどが新自由主義にコミットしていないにも拘わらず、次のビジョンが見出せていないこと。辻元清美が「新社民主義」とパネルに書いていたが、彼女だって見えていないであろう。
 私も旧来の社民主義ではあらゆる局面で新自由主義に勝てないと思う。しかし、新自由主義格差拡大や治安悪化といった副作用を伴う劇薬である。小泉は副作用を告知しないで「飲めば治る」的な安易なロジックで民衆を騙す薬事法違反政治家である。
 しかし、新自由主義に対抗しうるイデオロギーが見出せないので、薬事法違反がまかり通るという局面も否定できない。
 今後考えられるシナリオとしては、新自由主義の中で弊害を修正するポリティクスか、社民主義的精神を継承しつつ財政支出を軽減するポリティクスか、このいづれかであろう。