中川幹事長には政治センスがない

復党問題 ネットでは中川幹事長が圧勝

 確かに中川幹事長の強気の態度に復党を求める造反組が屈服したのが結果だと思う。しかし、幹事長が勝って復党を求める造反組が屈したという見方自体がナンセンス。自民党内か政治ネタに慣れきった政治マニアにしか通用しない議論であろう。
 今日、復党の決まった造反組の記者会見が放送された。ネットでも配信されている↓
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20061128/20061128-00000050-jnn-pol.html

 国民にわかりやすく説明する必要があると、中川幹事長が記者会見を開くように要請したようであるが、これを見て普通の人がどう思うか。復党組の詭弁にただ呆れるだけである。
 私は小泉政治はきらいだが、あの人は喧嘩上手であったのは確かだ。敵を作り相手を追い込んで敵役に仕立て上げ、自らはヒーローになる。センスゼロの中川幹事長は小泉手法を下手に真似てしまった。造反組自民党から切られ対峙している時は、造反組のボロをどんどん出すことにより自らの支持率を上げることが出来たのだが、今は造反組が復党しようとしているのである。この段階で屈辱的な会見を開かせてボロを出させることは自民党議員が醜態を晒すということであって、自民党にとってマイナスでしかないのである。本当に喧嘩のやり方がわかっていない幹事長だと思う。
 現段階では造反組を無条件に温たたかく復党させても、厳しい条件を付けて手荒く迎え入れても、国民の支持されないことでは同じである。中川幹事長は厳しく迎え入れれば支持されると勘違いしていないか?復党させること自体どうやっても支持されないのであるが、どうしても復党させたいのであれば、マスコミに話題にされないように重大ニュースが起きている隙にすばやく復党させるのが一番ダメージが少ない。今回のように恥を公開するやり方は政治センスゼロと言うしかない。