紅白歌合戦出場歌手発表
私は毎年つまらないと文句言いながら結局紅白を見てしまうタチだ。紅白自体は面白くないが、出場歌手発表で大物歌手が落選することと、歌手別視聴率の発表。これだけは楽しみである。
しかし、最近は大物歌手が落選し涙の記者会見を見るという楽しみが減ってしまった。今回の落選パターンも、ヒット曲が続かず息切れした若手、昨年が特別出演的だったというケースがほとんどで面白くない。
- 主な落選者
- AI 「Believe」はまあヒットしたので選ばれると思ったが……。
- CHEMISTRY 「約束の場所」の著作権問題の影響か?それ程のヒットでなかった。発売時期が遅すぎたとも言えるが。
- T.M.Revolution シングルリリースなし。昨年も懐メロ枠なので当然。
- ゴリエ 一発ものなので当然。
- 伊藤由奈 「Precious」はそこそこヒットしたが。この程度では落選なのかな?
- 一青窈 確かに今年はシングルリリースなし。ただ今どきシングルの時代でもないので、選ばれてもおかしくないと思ったが。
- 松任谷由実 昨年が特別と考えた方がいい。今年も出てほしかったが。
- 森山直太朗 「君は五番目の季節」は大外しだった。典型的な落選パターン。
- 森山良子 懐メロ枠だが、さすがにネタ切れか
- 倉木麻衣 一応辞退ということらしい。「Diamond Wave」はデビューから24作連続トップ10入記録を更新したが、売上減退傾向は否めない。
- 渡辺美里 昨年が特別と考えるべきか。
- 島谷ひとみ 「Destiny−太陽の花−」は大してヒットせず。昨年懐メロ枠で出たのがおかいい。落選させるべきだった。
- 鈴木亜美 はっきり言って売れてないので。落選は当然。
- 氣志團 辞退ということになっている。
- 谷村新司 久々の新曲「風の暦」がオリコン初登場13位と22年振りのベスト20入りを果たしたのに。むしろ新曲「不忍の恋」を外した堀内孝雄が落とされる方が納得が行くが、デビュー35周年の曲で落とすのは酷だったのか。*1
- 山川豊 今年は新曲を出していないので順当。
- 演歌枠細見
- 五木ひろし 「高瀬舟」が21年ぶりのオリコンTOP10入り*2。久しぶりに新曲を歌えるかも。
- 伍代夏子 何で今更カムバックの声もあるが「金木犀」は演歌の中ではヒットした方。
- 香西かおり 「最北航路」はまあまあヒット。
- 細川たかし 新曲「あやいろの恋」「「オジロ鷲」は不発だが大御所なのでシード扱い。まあ懐メロか民謡で。
- 坂本冬美 新曲「羅生門」はまあまあのヒット。デビュー20周年のご祝儀もあるし。
- 小林幸子 毎年新曲は大して売れない。それでも話題作りの為に出場。
- 森進一 新曲「たずねて小樽」は大して売れていない。懐メロ出演か?
- 水森かおり 「熊野古道」は演歌としてはNo2ヒットなので順当か。
- 石川さゆり 新曲「かもめの女房」はヒットとは言いがたいが、懐メロで出演か?
- 長山洋子 作曲家影山時則とのデュエット曲「絆」がまあまあ売れたが、こういう曲は微妙。
- 鳥羽一郎 デビュー25周年のご祝儀。
- 天童よしみ 「いのちの限り」が演歌No3ヒット。
- 藤あや子 新曲「宵待草」は不発と言っていい。落選させてもいいと思うが、事務所(バーニング)が強いからな。
- 美川憲一 小林幸子同様外せない。「長崎みれん」は少しは売れた部類に入るか。
- 氷川きよし 新曲「一剣」は演歌No1ヒットなので文句なし。
- 北山たけし 新曲「男の拳」は小ヒット程度だが、北島音楽事務所の力で。
- 北島三郎 新曲は大して売れてない。懐メロ出場か。
今年は更に演歌比率が上がるが、NHK的基準だとなかなか落とす人がいない。演歌歌手の紅白落選は致命傷なので、NHKも慎重になってしまう。堀内孝雄、藤あや子辺りは落としてもよいと思ったが。
久しぶりに大物ベテラン歌手のまさかの落選シーンを見たいものだ。*3