新年のごあいさつ ネオリベと戦う一年

 このブログもお陰様で3回目の新年を迎えました。
 今年は新年早々やってくれました、経団連の御手洗会長の御手洗ビジョン」。批判するのは簡単ですが、ネオリベとどう戦っていくかというのが今年の主戦場になりそうな気配です。かつて私自身がネオリベに魅了された反省を踏まえて、手法を考えねばなりません。かといって社民主義は高負担という致命的欠点を解決できず、代替政策にエントリーすらできない状況です。新しい社民主義を模索している識者もいるようですが、まだピンと来るものはありません。基本的にはネオリベセーフティーネットを張ったトニーブレア主義*1か、欠点を克服した社民主義か、それとも全く異なった価値観が出てくるのか。いずれにせよネオリベ以外の魅力的な処方箋を見出さねば、痛みに耐え続ける社会になってしまいます。もう下らないネット右翼を叩いている暇などありません。
 私の近辺にもいる、自分の利益より会社の利益を優先に考える習慣が染み付いてしまった社畜連中。企業が潤えば、必ず給与に反映されると信じているおめでたい社畜連中も、プライベートでは確り叩いて行きたいと思います。
 労働組合は私自身が所属している労組を含めて大嫌いなのですが、財界と対峙していく上では、「確りしろ!」との立場で批判してゆきたいと思います。労組はかつて、既存組合員の利益を優先し、若者の採用抑制と非正規雇用化に企業とグルになって加担しました。それは許しがたい過去なのですが、私自身、10年前は当時の総務部長が独断で行っていた非合法と解されても仕方ない合理化や、現業員の待遇引き下げに、自分の利益に合致すると思い諸手を挙げて賛成してきた、百回糾弾されても仕切れないような暗い過去があります。過去を批判する義理のない自身の自省を含めて、今為すべきことを考えて行きたいと思います。


 PS.昨年の1/1のエントリーでもネオリベの次が見えていないと書いていたのだが、この1年余り進歩がなかったようだ。

*1:これも実は古いのだが…