マカオ散策

オーガスチン教会→聖ヨセフ修道院→聖ローレンス教会

今日はマカオ世界遺産を一通り回る予定。まずはホテルから近いドン・ペテロ5世劇場を目指す。どうも教会等は高台にあるようで、路地裏の坂道を登ると、それまでの猥雑とした路地と漢字の看板の風景からコロニアルな風景に一変した。日本の観光地のように教会や劇場の由来が書かれた札などはなく、ただ通り過ぎた。


教会のある一角を右に折れ、すぐに警察署のある急坂方向に左折。先程の聖ヨセフ修道院の裏側を抜けると、聖ローレンス教会にぶつかる。日曜日なのでちょうどミサ最中。広東語の神父の説教が聞こえるが、流石に中に入るのは恐縮し、外から写真だけ撮る。
 しばらく進むと、先ほどの聖オーガスチン教会の下に戻る。そのままアルメイド・リベイロ通りまで下り、そのまま階段を登り、カテドラル前の広場に辿り着いた。


カテドラル→蘆家屋敷→聖ドミニコ教会

司教座教会だが、いまいち地味な教会だ。ここでも説教は広東語であった。ミサ中も多くの人が出入りしているので、紛れて中に入ってみた。かなり多くの観光客が見学していて、多くは中国本土からの観光客のようだ。

 坂を下り、昨日通ったセナド広場の裏側に出ると、目の前は聖ドミニコ教会だ。この教会は見学可能なのだが、10時開門のようなので少し待つ。
バロック様式の祭壇が見事だ。



モンテの砦→マカオ博物館→聖アントニオ教会

 聖ドミニコ教会から急坂の細い路地を伝ってモンテの砦に登った。後から判ったことだが、聖ポール聖堂跡の前からエスカレーターで難なく砦に登れたので、草臥れ儲けであった。

↑モンテの砦より南側を望む

マカオ博物館を見学した後、聖ポール聖堂跡の地下にある墓地を見学し、細い路地を抜けて聖アントニオ教会に抜けた。







ルイス・カモンエス公園→土地廟→蓬峯廟→観音堂

聖アントニオ教会の前にあるルイス・カモンエス公園に入る。熱帯植物の生い茂った緑のオアシスだが、特に特別な公園ではない。公園を抜けると土地廟に出る。コロニアルな風景が一変した。
ローチャス提督通りに出た後、次の目的地蓬峯廟まで距離があるので、タクシーを捕まえようとしたが全然流れてこないのでドッグレース場前まで関門行きの非常に混んだバスに乗る。]
蓬峯廟はマカオ最大の道教寺院で、いくつかの部屋に仕切られた廟内に、それぞれの神様が祀られている。天后が祀られていると思えば観音が祀られていたり、仏教が混淆している。
 ここからモンハの砦に登るつもりであったが、登り口がわからず、丘の回りを半周してしまった。昼食はモンハの丘公園にある『ボウサタ・デ・モンパ』で取ろうと思っていたが、日曜定休であった。かなり歩きつかれて砦に登るのは諦めて、とりあえずレストランを探すことに。ちょうど美副将大馬路沿いにポルトガル料理の食堂があったので入る。庶民的ですごいボリュームであった。
レストランの少し先が観音堂だ。正式には普済禅寺というマカオ最大の禅寺だ。ただ建物の作りは蓬峯廟に似ていて、仕切られた部屋にそれぞれ仏像が祭られている。
 ここから雑然とした街を抜けてギアのロープウェイ乗場に辿り着いた。


ギア灯台→ホテル→フェリー


 ギアの灯台へのロープウェイはわずか2パタカ(約30円)。飲み物は高いが交通費は非常に安い。ギアの砦に登ると、フェリーターミナル方面が一望できる。灯台地下の防空壕を見た後、ギア灯台に登る。これで今日の行程は終わり。時間はまだ2時と、予定よりかなり早い切り上げになった。
 灯台からホテルギア方面に下りたが、ちょうどホテルの前にタクシーが止まっていたので、ホテルシントラまでタクる。ホテルで預けていた荷物をピックアップし、フェリーターミナルまで送迎バスで向かった。
 香港行きのフェリーのチケットを買おうとしたが、一時間半先まで満席のようだ。しかも1等席の空きがなく、S氏とは別々のフェリーしか予約できなかった。
 しかもフェリーターミナルには椅子が全然ない。レストランが一つだけあるが、ここは満席だ。待ち時間すっと立ちっぱなしだった。