保守言論で「自民党下野論」の声が大きくなっている。

 週刊新潮の新年号で櫻井よしこ女史が断じていた。
「私は、早く総選挙になってほしいと思います。日本は自民党の福田政権のためにあるわけではないのですから。選挙で自民党が政権を失えばそれもいいと思います。」
『週刊新潮』’08年1 月3日・10日号 拡大版]日本ルネッサンス 第295回 【新春対談】 櫻井よしこ vs 高杉良
 まあ櫻井先生は小泉政権には批判的で、安倍政権は支持していたけど、基本的に政権と距離を置く人なのでこういう判断に至ってもおかしくないが、あの自民党マンセーの保守おばさんのクライン孝子*1まで
「総選挙で一度自民党が負けて小沢政権ができ、その運営に国民が真に失望する(かどうかわかりませんが)というプロセスを辿るのがいいとも思ったりします。」
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20080107
 等と言っている。
 もちろん民主党に期待している訳ではなく、政界再編と平沼新党に期待しているという点では共通している。政界再編はすぐには起きないから、一度民主党中心の政権になって、その方が政権再編が近いという考えであろう。
 一井の保守ブロガーの中でも、自民党の延命には期待せずに、政界再編に一途の望みを託す立場を取る人が増えているような気がする。
 もちろん、こういったガチンコ保守はノイジーマイノリティーで、意外と穏健保守層がサイレントマジョリティーを形成していて、福田自民党支持を下支えしている可能性も否めないのだが…

*1:櫻井よしこ先生と比較するのは大変失礼だが…