赤い鳥

GOLDEN☆BEST

GOLDEN☆BEST

「赤い鳥」をはじめて聞いたのは高校生の時だったか、当時古いフォークソングにはまっていて「竹田の子守唄」や「紙風船」なんかを同時代のフォークソングと一緒に聞いていた。当時は日本語を大事にする土着フォークグループという印象で、それはそれで好きであったが。一昨年再発されたベスト版を聞いて、70年代にしてお洒落な都会的な音楽を発表していたことも知り、再びはまってしまった。
 日本的なものと洋楽のエッセンスが同居していたこのグループは結局、前者を継承した後藤悦次郎らの「紙ふうせん」と、後者を継承した「ハイ・ファイ・セット」とに分裂してしまうのだが。
 ちなみに私のお気に入りは「窓に明りがともる時」と「僕のうた」