いまなぜ国威や日本人としての誇りが必要なのか考える

 私は最近ネット右翼を批判するコメントを多く出しているが、別に私が左翼なわけではない。なぜ私が彼らが嫌いなのか。彼らの多くは、近年のアメリカの愛国者に見られるのと同様な傾向を示す、つまり国内において弱者に分類され、日常生活において自らの誇りを保てないことが多い。それでせめて、自分が日本という経済的に成功した大国に生まれ、その一員であることで自らの誇りを補おうとする態度である。自らと日本国や日本民族を同一化させてしまっているまえに、日本国や日本民族に少しでも不都合があると感情的に反応してしまうのである。所謂「ヘタレ保守」である。
 彼らの大事にするものは、日本国の国威や日本人としての誇りである。同じような主張をする「新しい歴史教科書をつくる会」や「小林よしのり」に共鳴するわけであるが、彼らは別に弱者ではなく、自らの誇りの補完を日本という国家や民族集団に求めているとは思えない、ある程度純粋に考えている人もいるわけでしょうから、「ヘタレ保守」を排除した形で考える必要があるようだ。