城之内早苗結婚について

演歌歌手の城之内早苗さん(36)は22日、東京都内で記者会見し、フジテレビの
ライツ開発局企画部長木村忠寛さん(52)と年内に結婚することを発表した。
 18年前に、城之内さんが出演していたフジテレビの人気番組「夕やけニャンニャン」
で、プロデューサーだった木村さんと知り合った。城之内さんが所属していた
「おニャン子クラブ」の再結成で約2年半前に再会し、本格的に交際を始めたという。
(共同通信配信)

 城之内早苗はさほどビッグネームとは思えず、結婚したところでニュースソースとしては並なのですが、相手がフジテレビの木村プロデューサー〔通称:木村赤坂*1〕というのには驚いた。テレビといえばフジテレビ。それも横澤班*2でなく石田班*3フリークであった私としては言及せずにいられない。

 まず上記の記事。木村亭は夕ニャンではプロデューサーではなく、ディレクターであった。当時は王東順班からのレンタル移籍のような形で石田班に所属しながら、笠井一二ディレクターや港浩一ディレクターに続く3番手ディレクターぐらいの位置づけで、ものまね王座決定戦の演出を手がけ、当時コロッケ・清水アキラ栗田貫一ビジーフォースペシャルをものまね四天王と売り出すことに成功。ものまね王座決定戦のプロデューサーに就任し、晴れて石田班から独立してものまね班(木村班)を立ち上げた。その後コロッケと袂を分かつが、モノマネタレントでない芸人や元アイドルなどに勢いだけで似てないモノマネをやらせ、それを面白く演出して番組は盛り上がり続けたのであった。
 しかしコロッケを引き抜いて日本テレビが立ち上げた「ものまねバトル」が徐々に人気を得、木村亭は日テレに出たら干すとの強攻策でタレントの囲い込みをするが、木村亭のワンマン体制に不満を持つタレントが次々と日テレビに流出し、ものまね王座決定戦の視聴率も翳りを見せるのであった。
 とうとう木村亭は制作の第1戦を追われ、過去の番組をDVDとして復活させ販売することを生業とするライツ開発局に左遷されてしまった。

*1:旧姓を赤坂というためこう呼ばれた。木村家に養子入りしたらしい。

*2:フジテレビ編成局第2制作部部にあった横澤彪プロデューサーを中心にする制作グループ

*3:フジテレビ編成局第2制作部部にあった石田弘プロデューサーを中心とした制作グループ。夕やけニャンニャン、オールナイトフジ、ミュージックフェア等。主にバラエティー番組と音楽番組を担当。主流派であった横沢班がゴールデンの枠を押さえていたため、ニッチな時間帯を担当していた。1980年代後半から1990年代に隆盛。その班の流れは港浩一Pや水口昌彦Pらに引き継がれた。