積丹へ

 今日は会社に行かなくても済みそうなので、小旅行に出かけることにした。
行き先は、先週行くことを断念した積丹半島方面。先週は小樽の坂道で車が動かずに死にそうな思いをしたので、電車とバスを乗り継いで行く事にした。
 電車と言っても、電車が走っているのは小樽駅までで、そこからは単行のディーゼルカーである。それでもニセコに向かうオーストラリア人とおぼしき人々が多数乗り込んでいて、けっこうな混雑であった。途中蘭島駅が「北近江」という駅標に替えられ、多数の制服を着た乗客とカメラと照明さんが駅に立っていた。テレビのロケか?最近はプロモーションビデオの撮影も多いので、その手の部類かもしれない。
 余市駅から積丹方面に行くバスが来るまで40分もあるので、駅の売店で名物のアップルパイを買って食べたり、駅舎2階にあるスキーの博物館なぞを見て時間を潰す。
 やってきたバスは小樽発で乗客は3人しかおらず、それも美国までで降りてしまった。途中から乗客1人で「岬の湯しゃこたん」まで行く。この温泉は前から行きたいと狙っていたのだが、札幌から中途半端な距離なので、今日まで訪れたことがなかった。
 この温泉は露天風呂からの海の眺めが格別なのだが、あいにく積もった雪で、立ち上がらないと海が見えない。しかし、露天風呂で立ち上がるのは地獄だ。帰りのバスまで時間があるので、昼飯にうに丼でも食べようと思ったが、ここの食堂にはそばとカレーしかない!少し離れて漁師料理の店などもあるが、車がないと行かれない!やはりバスで来るのは不便だと思いつつ、仕方なくそばをほおばる。
 帰りはバスで小樽まで直行する。小樽から余市まで列車は1時間毎だが、バスは20分毎に走っていて、こちらの方が便利だ。