事務所の存在

 彼女の所属事務所「ソニーミュージックアーティスツ」のマネージメント力はあなどれない*1。商品であるタレントの価値の最大化、当たり前のことだが、この当たり前のことができない芸能プロダクションが多すぎる。ことに女性タレントに関しては「若さ」と「美貌」に価値を依存し、古くなったら使い捨てするという手法がまかり通っていた。それだけ遅れている世界なのである。昔はヤクザまがいやバンドマン崩れが裸一貫で起こして、マネージャーなんかも付き人からの叩き上げという前近代的な世界であったのである。
  最も大きな改革がファンクラブの解散であろう。熱心なファンを裏切る*2ことは非常にリスクがあることだし、義理人情の芸能の世界ではご法度であるが、アイドルに取る巻くヲタの存在はタレントのイメージを下げることもある。これを誤れば渋谷系でなくアキバ系タレントと化し、今頃はブラウン管から消えていたであろう。*3

*1:Puffy等にも言及したいのだが、また別の機会に

*2:熱心なおニャン子ファンに中にはアンチ満里奈が今でも多い。彼らは裏切り者扱いする。

*3:中途半端にヲタク少年を大事にした元アイドルの多くは脱アイドルに失敗して消えて行った。