JR福知山線運転再開

 運転再開に関して私がJR西日本を評価したいのが、運転本数を事故前と同じだけ確保したことである。
 この事故に関してバカでアホで間抜けなマスコミは「過密ダイヤ」が原因であるかのような報道を繰り返したが、福知山線の運転本数は朝のラッシュ時でも毎時16本で、関東の幹線のほぼ半数の水準。関西の他の路線に比べても多いとは言えないのである。
 さすがに航空・鉄道事故調査委員会や専門家は事故の原因をスピード面に求め、過密ダイヤという言及はなかったが、マスコミの誤解は最後まで続いた。
 一時、JR西日本が運行本数を削減するかのような報道があった。案の定「過密ダイヤ」が原因であるとの誤報を流し続けたマスコミに中にはそれをまともに改善策を捉えたようなコメントを出していたが、とんでもない。私は明らかな便乗経費節減策であると思った。事故によって乗客の逸走もあるから、ついでに縮小均衡をはかろうという魂胆が丸見えであった。
 結局は運行本数の削減はなかかったが、バカでアホで間抜けなマスゴミ誤報は続く。