戦国自衛隊1549 は唯物史観映画だ。

 実は私はミリタリーモノが好きで、こういう映画はとりあえず観てしまう。世間の人が軍事好き=ウヨクという先入観があるようだが、そんなことがないのは私の過去の日記を見ればわかっていただけるであろう。
 ちなみにこの映画も思想的な映画ではない。だが、私にはむしろ唯物史観の映画のように思えた。「歴史は修復する力がある」「代わりの信長、秀吉がいる」というオチはまさに唯物史観である。つくる会の歴史教科書が歴史上の人物をヒーロー化し、特別な能力があるこの人間がいなかったら歴史が変わらなかった的な描き方をしているのとはむしろ対照的である。