自民100年帝国の選挙区でよもやの敗退
小泉ブームは都市部の局地風に終わる。小泉改革は地方切捨てのイメージが拭えず、支持は広がらないだろう。まだ自民党候補者も地方で受けの悪い改革を声高に主張もできず、かと言って今さら利益誘導丸出しの旧保守的なリップサービスもしにくい。はっきり言って地方の自民党候補には勢いが出ない。
自民党王国のような選挙区でも最近健闘している民主党候補が増えている。こういう若い候補者はホンネは新保守主義的で地方で受け入れられるのか?と私も半信半疑だったのだが、地方分権やセーフティーネットによる弱者救済的な政策で地方でも受け入れられ、票を伸ばしてきている。自民党候補に勢いがつかない現状ではよもやの落選劇が相次ぐ可能性がある。
福島5区 坂本剛二(自) VS 吉田泉(民)
埼玉12区小島敏男(自) VS 本多平直(民)
千葉10区 林幹雄 (自) VS 谷田川元(民)
千葉12区 浜田靖一(自) VS 青木愛(民)
- 前回、民主党の青木はまったくのノーマーク候補であったが意外な健闘を見せ、比例区の最後の椅子に滑り込んだ。
- 浜田氏はご存知ハマコーJr.。中村正三郎氏とコスタリカ方式で出馬であったが、中村氏が引退。旧中村票がどう出るか?
福井1区
兵庫5区 谷公一(自) VS 梶原康弘(民)
- 岡山2区
- 岡山5区
香川1区 平井卓也 (自) VS 小川淳也(民)
- 小川氏は前回平井氏に13千票差まで迫った。また前回12千票を獲得した社民党が今回候補者擁立を見送った。
- 平井氏は自民党公認候補を破り、後から入党した外様であり、自民党組織をまとめきれていないので波乱含み。
徳島2区