東京、神奈川はすごい結果だね。

 神奈川で民主全敗ってのも酷いねぇ。神奈川県はもともと野党勢力が強くて、その分古い議員が多いので、今回は苦戦するとは予想していたが、川崎市北部の選挙区ぐらいは民主が取ると思っていたが、ここまで極端とは?まあ一部候補者を刷新した方がいい状況ではあったので落選してよかった議員もいるのではあるが……。
 東京もすごい。小宮山洋子松原仁ぐらいは小選挙区で勝つと思ったが、自民党の勢いが凄まじい。もっとも冷静に無党派層の票がどのように流れたのか分析した方がいいが。元々都市部の選挙区は無党派層の票の7割以上が民主党候補に流れないと民主党が勝てない選挙区が多いので、五月雨式に落としたのであろう。
 勝敗は(政党の魅力)×(候補者の魅力)で決まるという考えを私は持っていたが、今回は自民党の候補が魅力的に明らかに劣る場合でも勝っているケースが多い*1、もはやこの公式は通用しなくなっている。若くて生きのいい候補者を立てて勝つという民主党の戦略はもはや通用しないのであろう。ただこの結果にはいささか疑問があり、かつての土井社会党ブームを思い出す。あの時社会党は土井委員長の人気に支えられ、うだつの上がらなそうな爺さんが続々当選した。結果的に党内の刷新が遅れて衰退したしまったのである。自民党もたまたま勝った候補者であっても議員の資質を見極めないと次の選挙は勝てないであろう。

*1:千葉1区や千葉2区など