現業員に厳しくなる傾向にないか。

 民間企業の処分というのは、かなり感覚的な部分はあるのはご指摘の通り。一般的にいなくても困らない人には思い処分が、いなくては困る人には甘い処分が下されることが多い。鉄道会社の場合、同じ業務をこなしている運転士等の現業員には厳しい目の処分が、管理職等には甘目の処分が下されてる傾向があるのではないか。
 また命を預かる仕事なのだから厳しいのは当然という意見もあるが、その割にはそういう社員の処遇は悪く*1、本社でデスクワークをしていて、仕事でミスをしても体制に影響のない人間がエリート扱いされ高給を得ているのである。その辺、JR西日本の事故もあり鉄道会社の体質というものを国民が薄っすらと感じ、その違和感が今回の抗議数に何らか関係がある気がしなくもない。国民の多くはどちらかと言えば運転士に近い立場なのであるから。

*1:日本だけの問題ではないが。むしろ日本は現業員の社会的地位においてはマシかも知れないが