紅白歌合戦始末記

 歌手別視聴率ベスト3(後半)

1 SMAP 48.6
2 ゴリエ 47.7
3 倖田來未 47.2

歌手別視聴率べスト3(前半)

1 伊藤由奈 40.8
2 スキマスイッチ 40.1
CHEMISTRY 40.1

 歌手別視聴率ワースト3

1 五木ひろし 37.9
2 DREAMS COME TRUE 37.9
3 アリス 41.1

歌手別視聴率ワースト3

1 細川たかし 30.2
2 w-inds. 31.7
3 坂本冬美 31.9

 視聴率上昇ベスト3(後半)

1 五木ひろし渡辺美里 +7.5
2 氷川きよしゴリエ +4.9
3 天童よしみSMAP +3.2

 視聴率上昇ベスト3(後半)

1 香西かおりスキマスイッチ +6.4
2 坂本冬美布施明 +4.4
3 川中美幸鈴木亜美 +3.2

視聴率下落ワースト3(後半)

1 松任谷由実 with Friends Of Love The Earth
DREAMS COME TRUE
△2.8
2 D-51→浜崎あゆみ △2.5
T.M.Revolution一青窈 △2.5

 視聴率下落ワースト3(前半)

1 BoAゴスペラーズ △4.9
2 大塚愛さだまさし △2.5
3 鳥羽一郎 山川豊香西かおり △2.2

 五木ひろし細川たかしには屈辱的な結果が出てしまいました。ちなみに前回歌手別視聴率でワーストを記録した山本譲二は今回落選してます……。
今年は演歌歌手にネガティブな結果が出てしまいました。近年は演歌にネガティブな傾向はありましたが、昨年は演歌とポップスをブロック毎に固めた曲順にしたのに比べ、今年は分散化させた結果、演歌のあとに視聴率が急騰するという結果が露呈しまいました。演歌界の救世主であったはずの氷川きよしさえも振るいませんでした。
 もちろん視聴率至上主義を支持する訳ではありません。良質な大衆音楽番組を作っていただければいいのですが、今どき演歌が良質な音楽でポップスがそうでない等ということを言う人間はいないでしょう。
 私は依然から「演歌」という日本の伝統音楽のDNAの継承運動は頓挫したのでは?と危惧しておりました。既に「年をとれば演歌が好きになる」という神話は崩壊し、もはや50代の人間も演歌を聞かなくなっております。
 むしろ沖縄のアーティストが沖縄の伝統音楽のDNAを受け継ぎながら広い世代に支持される音楽を生み出している点に着目すべきであります。