町山智浩氏のブログの『帰ってきたウルトラマン』のエピソードについて
みんな、僕を差別してるのに、
「どうしてパンを売ってくれるの?」
少年が驚くと、少女はにっこり笑って言う。
「だって、あたし、パン屋だから!」
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060114
私は「差別は数学だ」というエントリーで、一部反発を受け、「平和もまた数学だ」という返答をしたが、この「帰ってきたウルトラマン」は平和が数学である事例だ。
できるだけ多くの人が利益を得ようとすると、争いがなくなるという結果に回帰する。
実経済でも、経済が重厚長大産業に偏っている場合は、戦争が起きたほうが産業が活性化するという結果も生まれるが、産業がソフト化すればする程、平和であることが最も利益を生み出す。外交上もできるだけ多くの国と上手くやっていた方が利益が出るという結果が導き出される。
私はこういう例も期待している。
某保守政党の例
どうして支持者はみんな中国が嫌いなのに
どうして中国と友好的な公約を掲げるの?
それはわが党のスポンサーの財界が、中国との友好を望むから
この理論によって、見本では極端な中国敵視政策を取るのは困難と見ている。ポスト小泉の問題でそれは露呈してくるであろう。安部晋三がいくら国民に人気があろうと、自分の信念を押し通し続けるのは非常に難しいことである。
余り資本主義の平和回帰に期待し過ぎるのも難なのだが。