外国人犯罪について

外国人犯罪については私の近年の関心事の一つであり、これに関するエントリーを何回か書いている。
 外国人犯罪については、データに基づく国籍別・人種別、或いは定住外国人、正規入国者、不法入国者といった区分による犯罪発生率を明示して論じるべきか。或いはそういうカテゴライズは無意味で、そういう行為そのものが差別的だという意見が存在する。
 私は差別反対なんてきれいごとを言うより、データを明示し、外国人嫌悪主義者の嘘を暴いたほうが面白いと思っていたのだが、なかなかデータが存在せず、仮定論でしか論じ得なかったのが残念であった。
 今回 小泉支持派ブロガーのgoriさんが非常にいいエントリーを行っている。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200603101425.html

一つ言えるのは「外国人犯罪」とは一括りで語る事が出来ないし、そのイメージや先入観に踊らされて日本に利益をもたらす可能性がある来日する外国人や日本に在留する外国人にまで偏見を持つ事は愚かだという事だ。
特に今回の分析で来日韓国人の犯罪率の低さを知り、過去のエントリー等で韓国人ビザ免除について感情的な批判をしたことを深く反省したい。

 自分のエントリーに責任を持つことは非常に重要だと思う。その辺が無責任が許されるBBSとブログの違いであろう。
 ただ今でも無根拠な外国人排斥的なコメントを出し続けるブロガーもいるわけだが。
 私が住んでいる北海道は官民一体となって外国人観光客の誘致に積極的に取り組んでおり、街や観光地には台湾、中国、韓国等からの観光客が目立っている。経済的に観光産業に活路を見出すことを宿命付けられた北海道は必死だ。こんな中、外国に対してビザを免除することは歓迎されることであり、反対意見が出ること自体、多くの北海道民にはあり得ない意見だ。きっと首都圏在住の世間知らずの引きこもり君の戯言ではと……。