女性と若者は自民、40〜50代民主 衆院補選出口調査
朝日新聞に補選の分析が出ていた。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060424/K2006042301650.html
23日投開票された衆院千葉7区補選は、昨年の総選挙で自民党に圧勝をもたらした「小泉ブーム」が今でも残っているのか、それとも消えてしまったのかを測るためには重要な意味合いを持つ選挙だった。朝日新聞社が実施した出口調査のデータを分析すると、ブームが「余熱」を保つ中で、民主党が無党派層を味方にして党勢回復のきっかけをつかんだと言えそうだ。
本社出口調査は千葉7区内30投票所で実施し、1570人から有効回答を得た。03年、05年総選挙でも同規模の調査をしており、過去と比較しながら今回の特徴を見た。
05年に自民を圧勝させた原動力は、主に都市部の「無党派層」「女性」「若年層」だったが、それらの人たちの投票行動の推移を見ると、グラフのような変化を見せている。無党派層は今回、57%が太田和美氏(民主)に、30%が斎藤健氏(自民)に投票した。この差が、民主の最大の勝因となった。
女性と若年層は「親自民」の傾向を強めている。特に女性は大きく自民に傾いた、民主の女性候補が女性有権者に嫌われるのは、最近の選挙では全国共通の現象だが、今回は女性有権者のうち太田、斎藤両氏が拮抗(きっこう)しているのは40代だけで、他の世代はいずれも斎藤氏が太田氏に大差をつけた。一方、男性有権者に限れば、太田氏が斎藤氏を大きく上回っており、これほど男女の投票傾向に違いが見られる例は珍しい。
女性と若者は自民党というのは私の体感情報も同じで、自分より年下や同世代の女性には自民党というか小泉支持が多いと感じる。
昔から生活満足度の高い層で与党支持の傾向が強くなるので、なんやかんやこれらの層の生活満足度が高いのだと思う。
あと「民主の女性候補が女性有権者に嫌われる」とはっきり書いている点が面白い。自民党や社民党の女性候補が比較的同性に嫌われないのに、この理由を深く追求してもらいたいものだ。
まあ今回は元キャバクラ嬢という情報が影響した面も否めないが。
女性も保守派と革新派に分離していて、女性でありながら男性に服従する女性を理想としているプロ奴隷女もいれば、男なんてフンという感じでバリバリ頑張っている同性が好きな人もいるみたいで、よくわかりませんな女性の考えは……。
20代、30代が「親自民」の傾向を強める中で、40代、50代は民主優勢。特に40代は05年の自民優勢から民主優勢に逆転した。
公明支持層のうち、自民候補に投票した比率は03年は59%にとどまっていたが、05年は84%、そして今回は95%に達した。
なんなんだ!この公明党支持者という集団は。自民党支持者でも斉藤候補に80%しか投票していないのに、95%も上意下達で盲目的に投票する事実。
個人的には学会員の友人とかも多いし、悪口言いたくないんだけど、正直キモい。
この補選で、小泉政権の求心力低下とか、ポスト小泉争いに影響というマスコミ報道は少しミスリードのような気がする。
ただ、沖縄市長選挙や岩国市長選挙での自民党公認候補の落選。こちらの方が痛手かも知れない。こちらの影響を併せると、ちょっとちがう風向きの風が吹き始めたと見る方がいいかも知れない。