北朝鮮がやってしまいました

 とうとう核実験をやってしまいました。
 今後の北朝鮮問題はより国際協調が必要となります。きしくも安倍訪中訪韓の最中の出来事。いちおうは中国・韓国との協調体制が取りやすくなったと言えましょう。
 北朝鮮が暴発すればる程、日本の強硬タカ派世論が盛り上がるといわれていますが、私は単純にそうは思っていません。日本単独では解決できる問題ではないことは普通の人なら理解できますし、アメリカも中東情勢でアップアップの状態では、すぐに軍事的圧力に踏み切る可能性は低いでしょう。
 逆に、中国や韓国を「北朝鮮のお友達だ」みたいな論調で一把に批判し、日本はこれらの国と関係を改善する必要はないと主張してきた稚拙な右派ブロガーの主張は支持を失うでしょう。安倍首相の現実路線への右派からの批判も高まっているようですが、一部の右派ブロガー*1安倍外交の現実路線に引きずられる傾向も見られます。これを機会に非現実的で情緒的な保守勢力が減退してゆくのを望みます。
 北朝鮮の暴発と、現実路線で、マスコミや野党も政権批判のタイミングを逃し、当面は安倍政権の基盤は安定するでしょう。私は安倍政権には懐疑的ではありますが、今は非現実的で情緒的な保守勢力を潰すチャンスであり、政権批判よりこちらの批判に注力してゆきたいと思います。id:minshushugishaさんからは安倍批判のリンクのお誘いを受けておりますが、現段階ではこんな感じです。

*1:こういう人は元々右派というより政権支持傾向が強いだけなのだろうが