政治とカネ 懲りない自民党

政治とカネ:領収書添付「1円以上」に異論噴出…自民小委
 自民党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)のコンプライアンス(法令順守)小委員会は3日午前、党本部で会合を開き、政治団体の事務所費など「政治とカネ」の透明化についての議論を始めた。石原幹事長代理は国会議員が関係する政治団体について、1円以上の経費に領収書を添付する案を提案したが出席者から異論が噴出し、協議は出だしから難航した。
 しかし、この日の会合では、1円以上の基準について「慶弔費では領収書は取れない」など現実性に疑問を投げかける意見が続出。中川氏ら現執行部が月内に具体策をまとめる方針を示していることに対しも、「新執行部で議論すべきではないか」などの先送り論が出た。

8/3 毎日

 1円以上にすれば素晴らしいとかそういう問題ではないが、なんて危機感がないんだ。
選挙であれだけ負けても、まだ悠長なこと言って抵抗している議員がいる。組織のモラルが低下している時は、実効性以前の問題として、自らを律するために厳しいルールを決めて、世間に反省を表明すべきであろう。
 一番頭に来るのが「政治活動の自由」とか「プライバシー云々」言っている議員。誰が言っているのかしれないが…。
 安倍内閣の取り巻きの保守派議員、伊吹文明やら下村博文は、国民に対し、散々「最近の若いモンは権利や自由ばかり主張して、国民の義務や公の精神がない」などと苦言を呈す。それをそのまま自民党の先生方にお返ししたい。
 何が「政治活動の自由」だ。国民の代表としての義務。公に尽くすことを放棄して一部特定利益の走狗に成り下がっている仲間連中に苦言を呈すべきだ。