損して得取れ小池百合子

 世の女性の一部はこの人に憧れているようだが、私は大嫌いな政治家の一人である。
とは言え、守谷事務次官+塩崎官房長官との抗争は、小池防衛相の意向に従うべきだと思った。まあ所詮下らない争いであり、小池防衛相の手法にも大いに問題があったのだが、官僚がここまで専制的に動き回り、官邸がその擁護に回というのは言語道断である。
 小池防衛相は結局退任するようだが、これで「彼女は悪くないのにクビになった。」という同情論も広がるであろう。大臣として成果を出すのではなく、同情されることで名声を高める。正直、テロ特措法延長という困難な政治課題を乗り切る自信がなく、防衛問題で名声を上げる望みもないのであろう。これは成果を出すことが期待できない場合には最良の選択肢である。
 また困ったときの小池頼みといういことで、いずれマスコミに露出する機会の多いポディションに復活するであろう。実に強かである。