政治とカネ−マスコミは必死だが、世論は飽きだしている−早くルールを。
マスコミが最近、情報公開に基づき政治家の政治資金の調査に気合を入れている。現状、問題を摘発する機関がないので、マスコミの活躍に期待するしかない。
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ただ世論は「政治とカネの問題」に関して飽きだしている。また世論というのはいい加減で、問題を起こした人間が少数だと厳しいけじめを求めるのに、多数になると問題にしなくなる。現状は、政治とカネの問題があまりにも多く噴出して、世論も飽きて問題視しなくなる状況に近づきつつある。
そういえば年金未納問題もそうだった。初期に問題が発覚した政治家がより厳しい非難を浴び、後になるほど問題視されなくなっていった。
だから、きちんとしたルールを作る必要って、空気に流されない、公平な罰則が適用されるべきなのだ。そうなれば必要悪として存在したマスコミや世論が政治家を裁くような変なことはなくなるはずだ。