道路特別財源に対する考え方は概ね4通り
- 1:これまで通り道路特定財源を暫定税率部分も含めて維持する。将来的には余剰となった税収の一部を一般財源化することも容認するが、まだまだ日本は道路が未整備であり、当面はほとんどを特定財源として維持する。=現状維持=政府与党案
- 2:道路特定財源の暫定税率の役割は終わったとし、暫定税率を廃止すべきとの意見。自動車関連団体が主張。自動車メーカーは道路特定財源は道路建設のみに使用し、もし余ったらガソリン税の税率を下げるべしとの立場で、早期の暫定税率廃止には拘らず、1の立場を取る他の企業や経済団体との結束を維持しようとしている。一般財源化への拒否度が強い。
- 3:揮発油税などを特定財源でなく、一般財源化すべきという意見。エコノミスト等にこの意見が多く、自民党や民主党の都市部選出議員にはホンネはこの意見という議員も多い。無駄な道路建設とガソリン税の引き下げを共に非難する。
- 4:環境面から道路建設及びガソリン税の引き下げともに反対の立場を取る。環境負荷の高いガソリン等に環境税を課すことを是としている。社民党がこの立場で、民主党も将来的には環境税を導入するとしている。