この次期に自民党勝利の予想を出したサンデー毎日三浦博史の予想

 自民党233議席公明党32議席で自公で265議席の勝利予想。
 自民党が補選に破れ、福田内閣の支持率も20%割れ、政党支持率自民党民主党を下回る状況で、この予想を出すサンデー毎日は苦しいだろう。ただこの予想はタイミングが悪いだけではない。例え1ヶ月前に出していたとしても、ちょっとお粗末である。
 自民党組織力、議員の後援会の地力を過大評価し過ぎである。昨年の参院選でも、単なる風ではなく、少しづつ自民党組織力が落ちてるという分析がなされていたはずだ。
 具体的には自民党候補に○当選圏内がついている議員がたくさんいるが、民主党にはほとんど着いていない。例えば東京7区は自民党松本文明に△-、民主党長妻昭に△+と僅かな優勢という予想。これはいくら何でも有り得ない長妻○、松本▲の予想を付けてもいいくらいだ。また神奈川14区は自民党赤間二郎に△+、民主党の新人木村賢太郎に△-を付けているが、私なら優劣はつけられない。
 この予想は何の意味があるのであろうか?自民党を油断させて解散総選挙を誘発したいのか。確かに選挙プランナーや政治評論家は選挙がなければ稼げないし、マスコミもネタが欲しいから早く選挙をやって欲しい訳だ。自民党は勝てます的な予想を出した方が利害に叶うのは確かだ。
 ただ、この予想に一番疑問を持つのは自民党の先生であろう。