責任は誰にあるのか

「責任」はだれにあるのか (PHP新書)

「責任」はだれにあるのか (PHP新書)

 福知山線脱線事故の際の読売新聞の記者のJR西日本の責任追及に違和感を覚えた人は多いだろう。それに限らず、マスコミの責任追及的な記事には「何様のつもり?」と首をひねりたくなるものが多い。
 ところが、私も含めて近年、ブロガーが責任追及役に躍り出てきている。直接被害者でもない第3者が特定のものに怒りをぶつける態度はいったい何なのか?被害者の怒りの声は同情するものが多いが、第3者の怒りの声は「何様のつもり?」的な不快感を伴うものも少なくない。私もブログを書く人間として不快感を与えていないか気をつけたいものだ。
 しかし、なぜ第3者が責任追及ごっこに躍起になるのか気になっていたので、少しヒントらしい言及があるかと思いこの本を取った。