90年代フリーターが増大した訳だが/3種類のフリーター

 上記の表に示したように、90年代にフリーターと呼ばれる層が拡大したが、フリーターになる理由は以上のように3つに大別される。最初はフリーター(1)かフリーター(3)のパターンが多かったが、正社員になろうにも最初から勝ち組への挑戦権すらない単純労働の低賃金労働の求職ばかりなので、フリーターを続けるフリーター(2)のパターンが増えた。基本的に勝ち組への挑戦権のある正社員を求めているのであるが、狭き門で適わないのである。