女系天皇、8割弱が「容認」=「通常国会改正」は割れる−時事世論調査
時事通信社が14日まとめた皇室典範に関する世論調査結果によると、母方のみが天皇の血筋を引く女系天皇を8割弱が「容認」していることが分かった。ただ、皇室典範改正案の国会審議に関しては、4割が通常国会での成立を求める一方、「通常国会にこだわるべきではない*1」との回答も3割に上り、意見が割れた。
調査は6日から9日にかけて全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回答率は68.6%だった。
女系反対派のロジックは、マスコミは女性天皇と女系天皇をわざと混同させて、女系容認の世論誘導を行っているというものであたが、この調査で女系天皇と断った上でも容認派が多数であることがわかった。女系反対派の諸君はかなり深刻な事態と受け止めた方がいい。
もちろん未だに女性天皇と女系天皇を意識して考えていない人もいるのであるが、そもそも我々の社会で実態的に父方の親戚より母方の親戚の交流の方が深いといった事態が当たり前になっている状況に於いて、男系を女系より価値あるという道理はない。
こうなると「天皇家は特別だ!」という論法を撒くしかないのであるが、戦後天皇家の一般化*2が進められた中で今さら特別論を振りかざすことにどれだけ効果があるのか?
女系反対派はもういい加減反対運動は諦めて、第一子優先から男子優先になるような条件闘争に移行するか、愛子さまの配偶者に相応しい旧宮家の子孫を探してきて、私的に愛子様のお友達にする運動でも始めた方がいいのでは?