助詞付きキーワードについて

 本日、id:RD-1氏が私が登録した助詞付きキーワードを相次いで削除した。
 その行動への抗議と、私が助詞付きキーワードの登録を行っている理由を述べたい。

 例えば今回削除された「国の責任」というキーワードである。
 現在小さな政府の是非について議論されている中、国は何をすべきか議論され始めた。その意味で、政府への個人の役割期待に対する認識を補足する意味でこのキーワードは有効である。実施には行政訴訟の記事などを拾うケースが多く、私の見たいエントリーばかりではないのではあるが。
 ちなみに助詞付きキーワードは必ずスコアが低くなる。助詞にリンクがかかることに嫌悪感を持つユーザーが多いようだ。恐らく、「国家責任」というキーワードならば嫌悪感をそれほど持たれないであろうが、そんな熟語を日常的に使用する人がいるのか?私もできるだけ平易な言葉を使用してエントリーを書くようにしているが、難解なテクニカルタームや熟語のキーワードを検索しても、玄人の政治意識しか補足できず、ごく一般的な人々の政治意識を検索できないのである。
 また助詞を含むキーワードは同じ意味を表す四字熟語カタカナ語より曖昧である。曖昧が故に説明文を書きにくいのであるが、敢えて広い意味で書きたい時など、かえって助詞や送り仮名付きの言葉を使用することもある。特に日本の政治家がわざと焦点をぼかす際にも使用される。「小さな政府」「普通の国」などがそうである。
 助詞付きキーワードを嫌悪する気持ちは、極めて感覚的なものであって、「はてなキーワード」をより有効的なものにするためにも、必要に応じて「助詞付きキーワード」を活用すべきである。もちろん取扱いが難しい代物でもあるため、乱発には注意をしないといけないが。