こんなに簡単に支持率上がるの?

 民主党小沢一郎代表選出を受け、共同通信社が7日夜から8日にかけて実施した全国緊急電話世論調査によると、小沢民主党への期待は57.4%と過半数に達した。
 最も望む課題として「自民党との違いの明確化」を挙げた人が43.8%でトップ、小沢氏の掲げる対立軸路線は評価された格好だ。ただ、政権交代が実現すると思わない人は72.7%に上り、メール問題の対応にもたついた民主党への評価は依然厳しいことをうかがわせた。
 民主党の支持率は、メール問題の渦中だった2月下旬当時の11.3%のどん底から、19.9%まで持ち直した。対照的に小泉内閣の支持率が47.2%と、今月1,2両日の前回調査より7.3ポイントダウン、昨年8月以来の50%割れとなった。不支持は4.3ポイント増の39.9%。
共同通信

 こんなに簡単に支持率って回復するのか?
 尤もメール問題程度でここまでゴタゴタして支持率が低下する方が変なのかも知れない。自民党なら些細な不祥事では支持率はそう簡単に落ちないのだから。
 前回のエントリーで野党支持者の方が厳しいと指摘したが、逆も然りで、自民党に比べて消極的な支持を集めやすいという面もある。もっとも消極的な支持を集めにくいといわれてきた自民党も昨年の総選挙では消極的な支持を集めたのであるが、集めきった感がある。昨年の選挙で自民党に投票しなかった人は、今度も雨が降ろうが槍が降ろうが、どんなに民主党がボロボロであろうが、無党派層になるだけで今後とも自民党支持にはならならない、潜在的に非自民党の支持者と見ていいであろう。