京都から神戸へ

 今日は晴れたら嵯峨野の方へ行こうということになっていた。まず京都の世界遺産の中でまだ見ていない本願寺に行こうということになったが、ホテルの隣の西本願寺は大工事中だったので、東本願寺に行こうと言うことになった。まずはホテル近くで喫茶店探し。西本願寺の前に喫茶店があったので入ったが、入ってから気づいたことだがモーニングセットがない。単品で頼んだら600円以上になってしまった。300円代が当たり前の関西のモーニング事情からすれば損した気分。
 気を取り直して新花屋町通りを東に進む。東本願寺に着いたが、東本願寺も大規模な改装中であった。ものの案内によると2011年が親鸞聖人七百五十回御遠忌ということで、御影堂の改修を行っている。このことで西と東が張り合っているようだ。余り見るところもなく、七条烏丸バス停から市バスで四条大宮に向かった。
 嵯峨野へは京都駅からJR嵯峨野線で行った方が早いが、京福電車に乗ろうということで、わざわざ四条大宮に向かった次第である。

四条大宮から大河内山荘

 四条大宮駅は古いがそこそこ威圧感のあるターミナルだ。200円均一なのに切符を買って中に入ると止まっていたのは1両編成のトラム型の車両。紅葉の季節などは2両編成で運行されることもあるらしいが。電車は観光客らしい人を多数乗せて発車し、立派な専用軌道を西進する。二駅目の三条口駅の先から三条通り上の併用軌道に入る。太秦まで併用区間と専用区間が入り乱れ、あれよあれよと嵐山駅に到着。とりあえず渡月橋天龍寺を見て、竹垣を通って大河内山荘に行った。ここも18年前に修学旅行で来た際に、入場料1000円との看板を見て入るのを止めた場所である。大河内山荘は紅葉の時はきれいなのだろうが、歴史も浅い分これといった感慨はない。ただ個人で維持するのは大変だろうから1000円くらい取らないとやっていけないのだろう。

嵯峨野観光鉄道

 大河内山荘のすぐ下が嵯峨野観光鉄道トロッコ嵐山駅である。時刻表を確認しないで言ったのだが、ちょうど列車が来るところだった。