安倍政権でこうなる 首相主導で「教育再生」

http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/200609/060904b.html
産経新聞の記事が話題になっている。
 全体的な印象を言うと、「○○させる」という表現が非常に多いということ。一般的に教育原理主義者というか教育保守主義者というのは「自主性を重んじる」ということを毛嫌いする傾向が強いのだが、一面的過ぎる。
 「させる」という行為が実際に子供の殻を破り、新たな可能性を導く可能性もあるが、トラウマを作りチャンスを潰してしまうこともある。どちらがいい悪いの問題ではない。教育というのは医療と同じで、その人にあった指導が重要で、背中を押さないとダメな子と型にはめない方が延びる子がいる。教育をイデオロギーにする人間はこの視点が欠けている。
 あと山谷えり子に代表される、アンチジェンフリ派の教育論には激しい違和感を感じる。純潔教育がまるで日本の伝統であるかの如き発言を多々する。そもそも純潔は日本の伝統思想なのであろうか?日本の保守派の中に、外来の保守思想をまるで日本の伝統的保守思想であるかの如きに混在させて力説する人がいる。純潔思想など明らかに大陸的保守思想である。日本の予備知識にない、保守思想にシンパシーを抱く人間がたまに日本の伝統的保守思想と間違って摘み食いしてしまうことがある。注意しないといけない。