民俗学者の大月隆寛が鎖国だってさ

 学者でもあろう人間が反吐が出るほど低次元なコラムを書いているので紹介する。

国内に住む外国人が増えて、治安が微妙に悪くなってきたかも、と感じる気分があります。ニュース見てても事件は多いし、乱暴で気性も激しくて、嫁にもらってもカネめあて、留学生も名ばかりでじきに都会に逃げ出しアルバイト、なんかやっぱり信用できない、おっかない、と思ってしまう。これ、サベツだ何だといわれる以前に、まず素朴な感覚じゃないかと。そんな気分がいま、確かにある、それをまずきちんと認めないから、ことがおかしくなる。



 いきなりきました。
国内に住む外国人が増えて、治安が微妙に悪くなって
 →乱暴な総論。国籍も一般の外国人か不法入国かという区別もなし。頭の悪い一般人がこういう発言をしても許されるが、アカデミーの人間のこのような発言は悪意のある煽りだと断罪します。


 サベツだ何だといわれる以前に、まず素朴な感覚じゃないかと。
 →チープな庶民感情の肯定ときました。私もこのような感覚が世の中に蔓延しているのは百も承知です。ただこういうチープな感情を安易に利用しようとする行為は学者失格。
もちろん、かつて左翼学者が庶民感情の安易な利用を積極的に行ったのも百も承知です。私は別に左翼の代弁者ではないので、どうでもいい話です。大月氏と一緒に昔の左翼学者も断罪させていただきます。

 財界の偉いさんなどは、これからの日本には外国人労働者が必要、とおっしゃる。いい人もいれば悪い人もいる、とも。当たり前です。でも、その彼ら彼女らと日々顔をつきあわせるのは、いつも普段の暮らしの個別具体。「ならば、自分のカネでガイジン使ってみてから同じこと言ってほしいよね」とぼやいたのは、小さな食堂を経営する、ある友人。

 私も、実は外国人労働者受入消極派なんですが。でも理由が違うので、あなたとは共闘したくない。
 

 ああ、鎖国してえ。せっかく島国なんだから、不要不急な人的交流なんざいっそ制限するのがいいのかも、と思う今日このごろ。とりあえずはひとりごと、なんですが。

 あっそうですか。人材交流で世界中に知日派を作るとか、そういう戦略も否定するのですか?

 ほんと、あなたバカですね。早速、いらない学者リストにリストアップします。