なぜ自民党はそこまで公務員を擁護するのか?

 天下り規制対象に民間企業だけでなく、独立行政法人公益法人などを加えるかどうかで、自民党と官邸が鋭く対立している。
政府::「すべての非営利法人が対象」
自民党::「行政事務に関係が深い独立行政法人などとは密接な連携が必要だ。規制対象外にすべきだ」と主張する。
政府::天下りを媒介とした官製談合が後を絶たないからだ。省庁と再就職先のしがらみを断ち切らなければ、「野党や世論の批判を浴び、夏の参院選を戦えない
自民党::「職員の仕事ぶりを知るのは各省庁の人事当局だ」という。出身省庁職員への斡旋を認めないと、結局、センターを使う職員は少数にとどまり、実質的に機能しない。
4/8 産経新聞

 何やってるんでしょ。自民党は。
 普通、党がより厳しい法案を求めるものでは?
 別に官僚を悪者にすればいいという問題ではないが、ここまで高級官僚の天下りが制度腐敗を起こしている中で、こんな議論はあり得ない。
 中川幹事長は自党のことは棚に上げてブログで民主党=公務員の味方との印象付けに躍起ですが…。

 公務員改革に関して最近は自民党の方がよほど旗色が悪い。省益代表議員に牛耳られた自民党が下級公務員をスケープゴートにしてキャリア官僚の権益守っているだけと国民に見抜かれているように思えるが。中川幹事長の発言はすべてブーメランである。