ようやく参院選予想
なぜ今回の参院選では当落予想をやらないのか?というご指摘を多くいただいている。個人的には候補者の個人力がモノを言う衆議院選挙の方が予想していて面白く、参院選はいまいち面白くない。
個人的にはどんなに所属政党が弱小であったり、支持率が低くても勝ち上がるような候補者に魅力を感じる。残念ながら参議院にはそのような候補者が少ない。自民党の参議院議員ははっきり言って二軍で、衆議院議員の組織を利用して集票しているケースが多い。民主党は新人議員が多く、未知数だ。結局、政党の支持率と地域事情で当落が決まってしまう。
とは言え、個人的には東京選挙区、神奈川選挙区、岡山選挙区、島根選挙区に注目している。
東京選挙区
5議席目を自民党の丸川珠代、無所属の川田龍平、共産党の田村智子が争っているというのが終盤での大方の予想。一番わからないのが川田龍平の出目だ。無党派層でもっとも多くの支持を集めていると言われているが、無党派の票が分散しているので絶対値は読めない。東京選挙区の無所属候補の実績は04年の青島幸男の60万票で次点という実績があるが、候補者の知名度が違うので単純には比較できない。どの政党も期待できないという純粋無党派と民主党への投票を志向していた人で自民党の議席をより減らしたいという戦略票の合わせ技でどの辺まで票がでるか?
丸川珠代は無党派層で2位という調査が出ており、20代での支持が高いようだが、今後の支持の広がりは厳しい。ただ川田龍平が実はかませ犬で、共産党が退潮という結果が出れば浮上する可能性はある。
共産党は2001年が63万票で当選、2004年が45万票で落選。今回は社民党も候補者を立て、民主党の大河原雅子も左派受けしやすい候補なので、今回はコアな共産党組織票からの上積みは厳しいと見て40万票代と見た。川田の出目次第といったところか?
神奈川選挙区
1 | 2 | 3 | 4 | |
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読売 | 自(小林) | 公(松) | 民(牧山) | 民(水戸) |
朝日 | 自(小林) | 民(牧山) | 民(水戸) | 公(松) |
毎日 | 民(牧山) | 自(小林) | 公(松) | 民(水戸) |
神奈川 | 民(牧山) | 民(水戸) | 自(小林) | 公(松) |
各種調査の結果が割れている選挙区だ。一部で公明党の松あきらが劣勢との調査もある。公明党が最下位争いをしている選挙は、結果は投票率次第というのが鉄則だが、公明党を侮ってはいけない。よほどの高投票率でない限りは松あきらの落選はないであろう。