もう麻生選挙管理内閣発足直後解散しか道が残されていないのでは?

 安倍総理の施政方針演説を聞いたが、もう安倍晋三は辞める気であろう。参院選後に辞任しなかったのは、単に負けて辞めるのが格好悪いので、辞めるタイミングとして避けただけでは?総理の椅子に拘っているわけでもなさそうだ。インド洋上で給油が可能な法律が否決された直後に辞職し、国際貢献に命を賭けた総理として称えられたいのであろう。
 あと自民党の問題も大きい。政治とカネに関する不祥事が相次ぎ、内閣改造後に一時的に盛り返した支持率もすぐに降下し、再浮上のきっかけさえ掴めない状況だ。とても総選挙に挑める状況にない。
 残された手段は内閣が成果を挙げて解散に打つのではなく、何となく人気が集まりそうな内閣を作って期待感を寄せ集め、その期待感だけで勝負すること。今までの常識ではあり得ない選択肢だが、もうこれしかないのではないか?
 麻生選挙管理内閣では、人気のある議員ばかり集めたパンダ内閣を作り、すぐに衆議院を解散する。そしてパンダ大臣たちが、自民党候補の応援のために全国を駆け巡るのである。
 民主党が最も恐れているシナリオもこれではなかろうか?もちろん、これでも自民党が選挙で勝てるとは限らない。