福田総理−政治系ブログ空白地帯−

 福田内閣、予想とおりの高い支持率が出た。

 結局、前総理が国会会期中にあんな酷い止め方をしたのに、与党が得をした。予想とおりの怪我の功名だ。
 ところで気になるのが、政治系ブログで福田総理への支持を表面するエントリーがほとんど見当たらないのである。安倍内閣を支持してきたブロガーも批判してきたブロガーも福田総理には総じて冷ややかだ。福田内閣を支持するという中庸な世論が、ブログではぽっかり空白地帯になっているのが面白い。
 政治系ブロガーというのはベクトルの方向はどこを向いていようが、現状から大きく別の方向に社会を変化させたいという人が多い。福田康夫のようなバランサー、調整役的な人物に期待するという立場の人は、そもそも積極的に政治について発言しようというインセンティブが働かないのであろう。
 あらゆるブロガーの守備範囲外で比較的大きな陣地を占めている福田首相というのは、ブロガーにとって非常に攻めにくい相手かも知れない。