今日的自民党支持者像

 毎日新聞が20、21日に実施した全国世論調査で、「次の衆院選で自民、民主のどちらに勝ってほしいと思うか」を尋ねたところ、民主44%、自民39%だった。「その他の政党」は11%だった。
 自民は37%→39%→41%→39%、民主は44%→43%→45%→44%と推移し、いずれも民主が上回っている。両党の差は前々回、前回の4イントからわずかに開き、5ポイントとなった。
 福田康夫内閣支持との関係では、民主の勝利を望む人は不支持層では72%で、支持層でも28%に上った。支持政党別に見ると、自民支持層は自民88%、民主6%、民主支持層は自民3%、民主95%、「支持政党なし」と答えた無党派層は自民30%、民主41%。他党支持層で民主の勝利を望んだのは、公明支持層12%、共産支持層33%、社民支持層60%などだった。
 男女別では、男性が自民37%、民主50%なのに対し、女性は自民41%、民主40%。「女性に人気が低い民主党」という傾向は変わらなかった。年代別では30〜50代は民主が自民を引き離す半面、20代、60代、70代以上では自民がリード。働き盛りの層の民主支持が厚いことも変わらなかった。



今となっては、前総理があんな酷い辞め方をして、今はこの国をどうするのかも語らぬままただ増税議論ばかりしている政党を支持する動機が理解できなくなった。小泉時代安倍時代ならば、どんな失政があっても「根強い支持者がいるんだろう」ぐらいの理解はできたが…。潜在的自民党支持者は元々民主党に気に食わない要素があるのであろうから民主党支持に移ることはそう多くはないであろうが、こんなザマではとりあえず無党派層に移行しておこうとは思わないのか?
 それにしても女性の支持が高く、20代、60代、70代以上で支持が高い自民党とは何を意味する?私のイメージでは自民党は「富裕層」「経営者」など勝ち組の政党というイメージであったが、どうも違うようだ。
 パラサイトシングル、専業主婦、年金生活者等、どうも他者に依存して楽して生きることができる「幸せな弱者」に最も支持されている政党のようだ。「成功者の党」「努力する人の党」ではどうもなさそうだ。