自民党は医療崩壊を招いたことについて謝罪せよ

 医療崩壊という深刻な事態を招いた理由について、私は昨年12/28のエントリーで言及した。

最初から、医療費歳出を抑制したい行政と、医師の所得を確保したい医師会の哲学なき合力の結果がこれである。ここで使われたデータも単純に医師数を人口で割ったものであり、高齢化の進行による一人当たりの受診回数の増大という当然計算されるべきファクターが欠落していた。これ以外にもインフォームド・コンセントなどの定着による1回辺りの診察時間の増大などの不可抗力も加わり、現在の深刻な医師不足を招いた。
http://d.hatena.ne.jp/kechack/20071228/p1


 麻生総理は医師会が「医師が余るから大変だ」と騒いだから、医者を減らしかからこんなことになった。医師会はけりからんと言いたいのであろうが、そもそも医師会の言うことを鵜呑みにし、医師会や厚生官僚出身者中心に構成された審議会に任せっきりにした自民党の責任も大きい。
 本来なら自民党は国民に対して謝罪する立場である。医師会や医者のモラルも問題に転嫁するとは、お里が知れる。