台風で運行停止 過剰対応かも知れないが、JR東を批判することは困難である。

 台風18号が日本列島を直撃し、その爪痕はまだ生々しい。昨日は首都圏の交通網が麻痺したが、おしなべて見るとJRがほぼ麻痺、私鉄各線の影響は最小限であった。
 JR東日本のみ羽越線脱線事故の教訓から、強風時の運転停止の基準を風速25mに下げたのが原因だ。
 これに対して影響を受けた人たちの中でJRに対して苦言を呈している人も少なくない。私もJRの反応は過剰のような気もしなくはない。ただし、そういった内容をブログに書くのは非常に困難なことである。もし風速25m程度の風でまた死傷事故が起きた場合、市井のブロガーであっても過去に下手なことを書いたことで恥をかくからである。
 かつて在来線はもっとスピードアップすべきという川島令三教がいて、具体的なダイヤや線形改良案を提示していたHPを開設していた。なかなか面白かったのだが、関西圏でももっとスピードアップすべきという内容が書かれていたため、尼崎の脱線事故以降彼自身が批判を浴びて閉鎖に追い込まれてしまった。
 素人とて、無責任な言論はできないのだ。